管理職を目指したいか問うと「管理職になりたくない」が11.5%、「どちらかと言えば管理職になりたくない」が23.0%と、合わせて34.5%が管理職になりたいと考えていなかった。
一方、管理職に「なりたい」(15.3%)、「どちらかというとなりたい」(22.5%)と答えた割合は合わせて37.8%で、わずかながら「管理職になりたい」と考える人の方が多い結果だった。
「どちらともいえない」と答えた割は27.7%で、今はまだ悩んでいる、決められないという20代も多いことがうかがえた。
性別では、管理職に「なりたい」もしくは「どちらかと言えばなりたい」と回答した男性は42.2%、女性は31.6%と、男性の方が管理職を希望する割合が高い。
管理職を目指したい20代からは、「裁量を持って働きたい」「社会や組織に貢献していくために、より責任のある立場で仕事をしたい」「キャリアアップを目指すことは、働く上でのモチベーションにもなる」などの声があがった。
一方で、「まずは最初のステップとして、主任や係長を目指したい」「現時点では管理職は目指していないものの、役職を1つずつ上げていくなかでゆくゆくは挑戦してみたい」といった声も聞かれ、慎重に1つずつステップを上がっていきたいという意向もうかがえた。
従来のように大半がなるべく高い役職に就きたいと希望する傾向は薄れつつあり、代わりに専門性を高めたいと考える人が増えていることが分かった。現代の会社組織では、以前ほど管理職に魅力を感じづらくなっているのかもしれない。
今回の調査は、20代専門転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者を対象に、インターネットで行った。期間は22年6月3〜12日、有効回答数は209人。
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