米動画配信サービス大手のネットフリックスは、2022年第2四半期決算を米国現地7月19日に発表する。足元では人員削減が進み、5月に150人、6月23日に300人の削減を決めた。
4月19日に発表された第1四半期(1-3月)決算では3カ月ごとに開示する会員数が過去10年間で初のマイナスに転じ、決算発表後の株価は前日終値から35.1%の大幅な値下がり。2カ月以上たった最近でも株価はさらに低迷したままである。
7月19日発表の第2四半期(4-6月)決算では次の3点に注目したい。
まず(1)の新規加入数であるが、前回の決算では事前の市場予想が250万人増であったのに対して20万人減であった。次の決算予想は200万人減となっているので、発表数字が予想の範囲内で落ち着くのか予想を超える利用者減となるのか。
次に(2)の1億世帯以上の月額制会費を払わずに利用する層への対応策が発表されるのか。そして、正当に利用料を払う利用者がその対応策を納得するのか。
最後に(3)の広告付き動画配信サービス(おそらく広告付きは新たな月額料金プランとも予想される)が発表されるとして、その後の利用者数の大きな増減傾向が生じるのか。
ネットフリックスの株価は21年12月末の終値602.44ドルに対して3分の1ほどの水準のままだ。
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