最後に、ヘッドフォンも触れておこう。コロナ禍で特に売れているのは、ゲーミング用のヘッドセットだという。オンラインミーティングの多いリモートワーカーにも相性がいいということで人気に火がついた。
売れ筋は米Razer(レイザー)の「Kraken」。ゲーミングの分野ではもともと知名度が高いことに加えて、長時間でも使いやすい仕掛けがいくつも施されている。
「イヤークッションの部分に冷却ジェルが入っているため蒸れにくく、夏場にヘッドセットやヘッドフォンをしたくないという人への対策もバッチリです。また、頭部と触れる面積が広く荷重を分散するため、長時間装着していても疲れにくいですね」
ゲーミングデバイスメーカーとして長年培ったマイク性能技術なども評価が高い。その上、価格も税込6480円とお手ごろだ。
イヤホンやヘッドホンは、2〜3年ほどの周期で買い替える人も少なくないそうだ。コロナ禍になってから2年がすぎ、そろそろニューノーマル時代のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を高めるために、店に駆け込む人が増えてくるかもしれない。
伏見学(ふしみ まなぶ)
フリーランス記者。1979年生まれ。神奈川県出身。専門テーマは「地方創生」「働き方/生き方」。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院政策・メディア研究科修了。ニュースサイト「ITmedia」を経て、社会課題解決メディア「Renews」の立ち上げに参画。
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