ということで改めて全体を振り返ってみると、貸し出しに関しては低金利が続くものの、新型コロナの影響によって、いわゆるゼロゼロ融資や住宅ローンが増加していて好影響を受けています。
これからは利子補填が終わり、返済が始まる中で貸出先企業の業績悪化の可能性がありますからその点は注意が必要そうです。
有価証券運用に関しては、低金利が続く中で長期債が増えているため、急激な金利上昇が起きると長期的にはプラスの影響があるものの短期的には悪影響が一定程度出てくる可能性はあります。
金利上昇による収益の拡大という可能性はありつつも、一定のリスクはあるということで今後がどうなっていくかに注目です。
決算は現場にある1次情報とメディアで出てくる2次情報の中間1.5次情報です。周りと違った現場により近い情報が得られる経済ニュースでもあります。上場企業に詳しくなりながら、決算書も読めるようになっていく連載です。
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