節約のため、外食の注文時にどのような我慢をしているかについては「単価の高いものを我慢することが多い」と答えた人が41.9%、「単価に限らず我慢」は14.2%、「単価より量を抑えて我慢」は9.5%と、我慢することが多い人は合わせて65.6%にも上った。一方で、「外食時には我慢はしない」と答えた人は34.4%と、3人に1人は特に我慢をせずに外食していることが分かった。
性年代別で「我慢することが多い」割合が最も高かったのは40代女性で74.7%、逆に低かったのは60代男性で50.8%であった。
帝国データバンクの調査では、急激な円安を理由に再値上げ、再再値上げといった動きも広まっていて、「秋以降さらに値上げが増加し、年間では2万品目を超える可能性が高い」としている。22年5月ごろまでは小麦などの原材料価格の高騰が値上げの理由だったが、夏以降は、原油高に伴う包装資材や容器、物流費の高騰、急激な円安などを理由に挙げるケースが多いという。こうした価格高騰の影響による、家計への影響は少なくない。外食時の節約志向は今後も高まる可能性がある。
調査は、首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女を対象に、インターネットで行った。期間は事前調査が4月19〜28日、本調査が6月1〜13日。有効回答数は事前調査4万4211人、本調査6239人(首都圏3296人、関西圏1574人、東海圏1369人)。
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