同社にとって、ブラックフライデー商戦は最大の稼ぎ頭である年末年始に次ぐ規模となりつつある。
イオンリテールの西垣幸則氏(デジタル・営業推進担当 取締役 常務執行役員)は「16年の開始以降、ブラックフライデー商戦ではほぼ毎年2けたの成長を続けている。日本国内では先んじてブラックフライデーに参入したが、その後に他社が続くなど、日本にもブラックフライデーが定着しつつある」とコメント。今後は年末年始を追い抜くと規模になると見込む。
注目なのが、高価格帯の商品だ。前年、1000万円超の純金小判を販売したが、今回も販売する。
「食品や住宅関連商品などのコモディティには厳しいコスト意識が向けられる一方、われわれのようなGMS(総合スーパー)では品ぞろえしていない商品が、百貨店などで売れている。こうした消費の二極化という状況を見て、通常品ぞろえしていないような高額商品もラインアップした」と西垣氏。
足元では、予約を開始しているおせちで10万円以上のものが好調だといい、旺盛な高価格帯のニーズもすくいとる狙いだ。小判の他にも、高級腕時計やハイクラス家電などをラインアップする。
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