消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
金融教育事業を展開するRES(東京都千代田区)は、Z世代を対象に「出世感・資産」に関する調査を実施した。その結果、「出世も成功もしたくない」人が2割を超えた。また、6割以上が「資産を増やしたい」(62%)と回答した一方で、現在株式投資をしている人は19%にとどまることが分かった。
投資が可能な年齢のZ世代310人に、会社で働いて出世したいか、お金を稼いで出世したいか聞いたところ、「お金を稼いで出世・成功したい」(36%)が4割近くを占め、「会社で働いて出世・成功したい」(18%)に比べて2倍の結果となった。
その他、「どちらでも出世・成功したい」が(23%)、「出世したくないし、成功もしたくない」が(23%)となった。
資産を増やしたいか尋ねたところ、「はい」が62%、「いいえ」が24%、「どちらでもない」が14%という結果に。さらに、現在、株式などの投資をしているかという質問に対しては、「している」が19%、「していない」が74%、「分からない」が7%となった。
Z世代の6割が「資産を増やしたい」と考えていながらも、実際に投資を行っているのは2割にとどまり、投資未経験は7割を超えた。
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