企業で人的資本投資が進まない理由はどこにあるのか。AI inside(東京都渋谷区)が、経営者・役員を含む人的資本投資の決裁権保有者を対象に調査した。その結果「費用対効果が見えないから」「投資資金が確保できないから」が最多だった。
人的資本投資や人材育成の重要性について、決裁権保有者の77.1%は「重要と感じる」と回答した。
一方、人的資本投資や人材育成の自社の進捗について「進んでいると思う」と回答した人は41.4%にとどまり全体の半数に満たなかった。人的資本投資や人材育成の重要性は決裁権保有者に広く認識されているものの、十分に推進できている企業は多くないと分かった。
人的資本投資や人材育成の自社の進捗において「進んでいない」と回答した人に理由を聞いてみると、「費用対効果が見えないから」「投資資金が確保できないから」が33.7%で最多の回答となった。次いで、「人材の育成方法がわからないから」(31.7%)、「スキルを身に付けた社員の外部流出の恐れがあるから」(19.9%)、「ビジネスに還元される保証がないから」(18.1%)と続いた。
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