4月14日、新宿・歌舞伎町にプレミアムな映画館が誕生します。「東急歌舞伎町タワー」の9〜10階にオープンする「109シネマズプレミアム新宿」は、全席プレミアムシートで、ポップコーン、ソフトドリンクが飲み放題、食べ放題という、高級映画館です。(全貌はこちら)
シートは2種類あり、座り心地にこだわった「CLASS A」が4500円、周囲が気にならないよう仕切りを設けた、よりプレミアムな「CLASS S」が6500円。
一般的な映画館だと、チケット価格は2000円弱。ポップコーンとドリンクを付けて3500円前後というところでしょうか? 料金を見たときは、正直「高っ!!」と衝撃を受けましたが、実際に足を運ぶと、価格相応の価値を感じました。
まず、やはり座席の座り心地が良い。筆者は映画館の椅子だと、映画終盤に体が痛くなることが多いのですが、この椅子はまるでソファに座っているような感覚で、快適です。
特にいいなあと感じたのは、隣の人との間隔。一般的な映画館の座席の間隔は近いので圧迫感を感じる人、周囲の人の動きが気になって映画に集中しきれない人などからは、高く評価されそうだと思いました。
続いて感動したのは「音」。音響を監修したのは、先日亡くなられた音楽家の坂本龍一さん。「高性能サウンドシステムと高度なチューニング技術により、スクリーンの存在を感じない『曇りのない音』を目指して設計し、リアルで自然なサウンドを実現」したのだとか。
1席4500円、もしくは6500円。普通に映画に行く感覚だと高い気もしますが、「たまにはアリかなあ」と感じる快適さでした。ポップコーンもドリンクも付いて4500円、そう考えれば高すぎる、ということでもないかもしれません。
ターゲットは「インバウンド」「30〜50代の男性」とのことですが、音楽を楽しみたいミュージカル映画やライブ配信、より迫力を持って楽しみたいアクション映画などを見る際の選択肢として根付いていくかもしれませんね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング