「アンガーマネジメント」では何も変わらない
仕事をしていると、失礼な相手に遭遇することがあります。
「あまりにも理不尽すぎないか?」
「さすがにその言い方はないよな」
相手の傍若無人な言動に直面して、思わずムカッとするような経験は、誰にでもあると思います。
ビジネスの世界には、「怒りを感じても、すぐに態度に出さず、6秒カウントして我慢してみる」といった数多くのアンガーマネジメント(怒りの管理方法)がありますが、私はこうした処世術を疑いの目で見ています。
こうした対応は、相手に譲歩しているだけですから、ストレスがたまります。
大人の対応でその場を乗り切ったとしても、失礼な相手というのは威圧的な態度で繰り返しマウントを取ろうとしますから、こちらがいくら譲歩を続けても、相手の態度が変わることはないからです。
だからといって、真正面から対決を挑んだのでは、大人げないだけでなく、仕事が進まなくなってしまいます。
そんなときは、まともに相手にするのではなく、「無視する」くらいの態度がいいと思います。
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