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「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は? IT業界退職者が選んだ(5/6 ページ)

» 2023年09月25日 09時47分 公開

ワースト30企業の退職者が感じた「不満・ストレス」

 ワースト30社には客先常駐・SES・Sler企業がとりわけ多くランクインする傾向が見られました。投稿されたクチコミを見ると、主に3つの特徴があるようです。

【特徴(1)就業環境に関する声】

 「リモートワーク制度がない」「脱コロナを契機に出社を強いられた」といった就業環境に対するストレスを挙げる声が散見されました。また、プライベートとの両立が難しい点を挙げる声も多くありました。

 「リモートワークはNGで原則全員出社。確認や承認を取らなければいけないのに、上長が忙しくてつかまらない。自分のペースで仕事を進められない。プライベートとのバランスは調整しづらい会社」(UXデザイナー、男性、システム開発会社)

 「午後9時ごろまでは全体の半分ぐらいの社員がオフィスに残っている、オフィス勤務至上主義。性悪説のもと社員を管理しているので、在宅勤務中も常にカメラをオンにしないといけないなど謎な決まりが多かった」(ビジネス開発、女性、デジタルマーケティング会社)

ワースト30社の特徴は……(提供:ゲッティイメージズ)

【特徴(2)組織体制に関する声】

 市場変化の激しさがゆえに社内の変化が頻繁である、社長や経営層の指示がコロコロ変わりトップダウン的であることを指摘するクチコミが多く挙がりました。

 「ユーザーにより良いサービスやゲームを届けるという点ではやりがいがあるが、市場を無視して、鶴の一言でひっくりかえることがよくあった。忍耐力がつくという意味では、それも働きがいかもしれない」(マネージャー、男性、ゲーム開発会社)

 「社長の考えがコロコロ変わり、そのたびに現場が振り回された。接待をよくする昭和的な会社で、合宿や年次総会など会社主催のイベントへも参加必須となり、前時代の企業文化をもった会社だと思う」(営業、男性、システムインテグレーター)

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