大胆な総レースに鮮やかな色展開。レースボクサーを初めて見たとき、女性の筆者もその斬新さに目を奪われた。「レース=女性向け」というイメージが強かったからだ。
同商品はレース特有の甘さが出すぎないよう、花柄を大きめにしている。さらに、リーフや幾何柄モチーフも組み合わせることで、落ち着いた雰囲気になっている。
機能性にもワコールのノウハウが生きている。主役のレースは、男性向けに強度が1.3倍、ストレッチ性が2倍のオリジナルの糸を使用。実際に商品を触ってみると、伸びの良さが分かる。
「男性下着は股下部やウエスト部に着用時の負荷がかかり、女性用と同じレースでは難しいため、オリジナルレースをイチからつくりました。丈夫でフィット感が良く、洗濯をしても伸びない。この強度と伸度のバランスがもっとも苦労した部分です」
レースならではの透過性と通気性により、ムレづらいのも特徴だ。フロントは鼠径部(そけいぶ)から男性部に沿ってゆとりを持たせて男性部を包み込む設計で、立体的なシルエットに仕上がる。さらに裾部の縫製をなくしており、アウターにひびきにくい。
発売後は春夏、秋冬のシーズンごとに色展開を増やし、レースボクサーは無地(ワンカラー)を5色、花柄(多色使いで花柄を全面に出したデザイン)を4色、レースブリーフは3色を販売する(10月初旬現在、定番カラーのみ)。
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