ユーザーの要望で多いのが、種類や色、柄をもっと増やしてほしいということ。そこで、有名食器ブランドや全国各地の産地でつくられる陶磁器に同様の表面改質を施し、水を流すだけで汚れが落とせるかどうかの検証を始めた。
いろんなタイプの食器を取り寄せては、同様の表面改質を実施。色や柄に関係なく、ほぼ問題なく水を流すだけで汚れが落とせることが確認でき、「イケる」という手応えを得た。
「陶磁器の産地はどこも、つくったものが売れず苦しいと聞いています。苦しい産地とコラボすることで地方創生と伝統工芸の復活を果たします」
検証結果が良好だったことから、同社は現在、食器メーカーに協業を働きかけている。24年は協業の成果としてコラボした食器が登場する予定だ。食器以外にも、カトラリーや調理器具といったものへの応用も検討している。
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