生成AIでデジタル戦略はこう変わる AI研究者が語る「一歩先の未来」
【開催期間】2024年7月9日(火)〜7月28日(日)
【視聴】無料
【視聴方法】こちらより事前登録
【概要】元・東京大学松尾研究室、今井翔太氏が登壇。
生成AIは人類史上最大級の技術革命である。ただし現状、生成AI技術のあまりの発展の速さは、むしろ企業での活用を妨げている感すらある。AI研究者の視点から語る、生成AI×デジタル戦略の未来とは――。
合理的で効率化が求められる社会。どんどん便利になる社会。何不自由なく生きられる社会。しかし、それと逆行するように人々の幸福度は下がっている。
もっと豊かで人間らしい暮らしを得るには、時間的な余白や、一見どうでもいいような機能、生活必需品ではないものの購入など、いうなれば「無駄」が必要なのである。無駄こそ心にゆとりをもたらし、無駄こそ周囲へのやさしさにつながる。真の豊かさを求める上での最強の武器である「無駄」について、社会を解剖していく。
世の中が加速度的に便利になる中、効率は良くなったものの面白さが失われてしまった……。だからこそ、今の時代には「無駄」が必要なのである!
そんな考えのもと鼻息荒く始まった本コラム。第6回目となる今回は、言われてみれば別になくてもよさそう……? そんな本の帯が持つ効果について、ちょっと意外な事実も含めてお話しします。
早速ですが、本の帯って実は海外ではみられない日本特有の文化だということをご存じでしょうか? 一説によると、本の帯が最初に付けられたのは大正3(1914)年であるとされています(※1)。付いていないほうが持ち運びやすいけれど捨ててしまうのも惜しい……なんだか少し不思議な存在です。実際、周りにも捨てずにとっておく人が一定数いるように感じます。
※1:評論家/作家の紀田順一郎氏による読売新聞への寄稿(1994年4月)、記田氏サイトへの再録「たかがオビ、されどオビ」より(2010年11月10月)
今回は、読書が好きな生活者や消費行動の専門家へのインタビューも交えながら、本の帯がもたらす効果について、その実態をひもといていきます。
まずは私の周囲の読書家たちの中で、「書店で本を購入する際、帯をよく参考にする」という方々に意見をきいてみました。
どうやら、新情報として注目したり、選書の基準にしたりする人が多いようです。
また、過去に本の帯がもたらす効果についての卒業論文をご指導されていた、会津大学短期大学部 産業情報学科 八木橋彰准教授によると「本という商材は、非計画購買が約7割。つまり、別作品の購入目的で書店におとずれた際ついでに買うケースや、衝動買いするケースが他の商材と比べると多い」とのこと。
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