帝国データバンクによると、2024年の「ラーメン店」の倒産は72件と過去最多に。人件費や電気代、原材料高騰に圧迫されるなか、「1000円の壁」といわれるように価格転嫁が難しく、閉店を余儀なくされたケースが増加したという。
そんななか、「油そば専門店」は好調のところが多いようだ。全国展開する「東京油組総本店」は、2008年に1号店をオープンし、現在は国内外で約70店舗を運営。2024年だけで12店舗が新規オープンした。
2010年に1号店をオープンし、名古屋を中心に全国に展開する「油そば専門店 歌志軒(かじけん)」(以下、歌志軒)は、国内店舗が50以上に成長。米国やシンガポールなど海外にも店舗を拡大している。
東京・神奈川を中心に全国15店舗を展開する「油そば専門店ぶらぶら」(以下、ぶらぶら)は、2024年の売り上げが前年比113%に増加。渋谷道玄坂店と横浜本店は坪月商が80万円を超え、過去最高を記録した。
油そばは10〜30代の若年層に人気で、リピート率も高いという。コスパの良さや豊富なトッピングが支持される一方で、競合店の増加が進むなか、どのように事業成長を実現しているのか。油そば専門店ぶらぶらを運営する高関食品(横浜市)の社長 関谷英展氏、取締役 磯部洋樹氏に戦略を聞いた。
なぜコナズ珈琲は3時間待ちでも人気なのか? “店づくり”の秘密に迫る
丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
バルミューダの「高級ホットプレート」なぜ人気? 発売1年で4万5000台突破のワケ
大塚「おにぎり ぼんご」はなぜ人気なのか 休日は6時間待ちCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング