業務効率化を行うために大切なこととは? 戦略コンサルタント/データサイエンティストとして活躍しているF6 Design株式会社の山本大平社長に話を聞いた。
――業務効率化において最も大切にしていることは?
私は「いらんことすな」を口癖のように使っています。つまり、会社の生産性に寄与しない仕事を極力排除することが大前提です。よくあるのが、上司に「これやっといて」と言われたことを、意味も考えずに実行してしまうケース。まずは「それって何のためにやるのか?」を考え、必要がなければ断ってもいい。これはチーム全体で徹底しています。
――「何のためにやるのか?」という問いがカギになるのですね
そうです。「目的を明確にすること」が生産性向上の第一歩です。例えば、会議の議事録を毎回作成する習慣があっても、それを誰も見返さないのであれば意味がありません。私たちの調査でも、97〜99%の議事録は再確認されていないという結果が出ました。であれば、要点だけ共有できれば十分ですよね。
――会議の進め方自体にも無駄が多いと
そうですね。目的もアジェンダもない定例会議を、ただ「決まっているから」と続けているケースは多いです。そんなときこそ「本当にやる意味があるのか?」と問い直すべきです。
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