ただ、至福のバターのここまでの道のりは決して順風満帆ではなく、開発当初は社内でも賛否両論あったという。杉田氏によると「至福のバターを世の中に出した時は、『コンビニに1年間置いてもらうなんて無理だ』と言われた」そうだ。
しかし、今や定番化されていることからも分かるように、社内の期待を良い意味で大きく裏切る結果となった。
「毎年進化していることもありますが、バターとチョコの組み合わせが、この商品が出るまではほとんどなかったことも、多くの方に受け入れられた理由かもしれません」と杉田氏は振り返る。
ただ、現状に満足しているわけではなく、課題もある。
その1つは世間での認知度だ。直近の市場調査では、ブラックサンダー自体を知らない人が3割ほどに対し、至福のバターは5割。ブラックサンダーのシリーズ商品とは気付かずに購入する客も少なくないという。
「まずはブラックサンダーに肩を並べるようにしたい」と杉田氏は意気込む。「そして売り上げも1億、2億本と積み上げていきたい」としている。
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