大手会計事務所PwCが46の国・地域に住む約5万4000人の労働者から回答を得た2023年度の調査「グローバル従業員意識/職場環境調査『希望と不安』(Global Workforce Hopes and Fears Survey)」によると、日本の労働者特有の特徴として以下が浮かび上がった。
いかがだろう。先ほど紹介した多感な思春期の姿と丸かぶりではないか。
会社が悪い、上司が悪い、部下が使えないと文句ばかり言うわりには、自分自身がその状況を変えるために何かしらのアクションを起こすことはない。そんなに満足度の低い仕事なのだから、スキルアップしてさっさと転職すればいいのに、なんやかんやと言い訳をして、そういうチャレンジも努力もしない。
つまり日本のビジネスパーソンは、見た目は年相応に老けて、スーツや作業着に身を包んでいるが、内面は「オレが実力を発揮できないのは、あいつのせいだ」なんて強がるジャージ姿の中学生からそれほど成長していないのだ。
「中2病」が継続しているので、自分の思い通りにいかないとすぐに「オレが大変な思いをしているのは、お前ら無能な連中が足を引っ張っているからだ」という他責思考にとらわれる。舌打ち、ため息、時にドアや机などのモノに当たって、周囲をビビらせて「いい加減気付けよ、オレがこんなにキレてるのは誰のせいだ?」と自分に対する謝罪と反省、そしてリスペクトを促さなければ気が済まないのだ。
皆さんの中学生時代にもクラスで1人くらい、こういう「オラつくことで、周囲に何かしらのメッセージを発していた少年少女」がいたはずだ。あれを大人になってからも絶賛継続中の人がかなりいるのだ。
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