東日本エリアでの販売を機に、カスタマイズの種類を追加したほか、選べるおかずの種類も増やした。注文方法は、以下の2パターンとなる。
(1)好きな弁当やおかずに「おかず」を追加する
(2)ごはんのベース、好きなおかず、たれを選んで「フルカスタマイズ」する
「ごはん・容器」のベースは8種類に、「おかず」は季節メニューを含む25種類に増やし、より幅広くカスタマイズができるようになった。
販売を開始すると、近畿エリアでのトライアル同様に20〜30代のからの注文が多くあった。一方で、若年層が目立つのは「モバイルオーダー限定」という注文方法が影響している可能性が高いとのこと。利用シーンでいえば、「本当にバラバラ」だという。
「例えば、会社員のランチ需要が突出しているといった傾向はなく、お昼でも夜でも注文があり、会社員もいれば家族連れもいるといった感じです。ただ、オフィス街にある一部の店舗では、近隣のビルで働く会社員の方が、数人分まとめて夜ご飯用で定期的に注文されていると聞きました。そうした立地による影響を除けば、ニーズはさまざまですね」
人気メニューは、エリアにかかわらず、ごはんのベースは「のり弁」で、おかずは「唐揚げ」。結局、定番人気が強いのは変わらないという。全体的な傾向では、揚げ物や牛焼肉などガッツリ系のメニューを詰め込んで、高単価・高カロリーの弁当に仕上げる人が多い。その他には、「とにかく好きなおかずだけを詰める」偏愛的な弁当を作る人や「苦手な食材を抜く」という人もいるそうだ。
東日本エリアに拡大してからは、イベントなどの大量注文で「カスタマイズ弁当」の相談がたびたび届くようになった。数百、数千の弁当を全てカスタマイズするのは難しいが、例えば、200食なら10パターンほどのカスタマイズで対応するなど、できる限り要望に沿う形で提供しているそうだ。
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