AI時代において、人事が評価・重視する人材像に変化の兆しが見える。人事・ESG領域の課題解決支援サービスを提供するコーナー(東京都渋谷区)によると、今後は「問いを立てる力」「仮説構築力」など、AIのアウトプットを前提に仕事を再構成できる能力を重視する傾向があることが分かった。
人事担当者に、現在の「評価される優秀人材」に共通する能力を尋ねたところ、トップは「論理的思考力」で、以降「スピード」「関係構築力」と続いた。今後については「問いを立てる力」「仮説構築力」といった、人にしか担えない思考・設計能力が上位に挙がったほか、「テクノロジー活用力」も挙げられた。
今後、増やしたい・活躍させたい人材像としては「AIのアウトプットをそのまま使うのではなく、判断・編集しながら仕事を前に進められる」「分析や仮説構築力があり、そこからプロセスを設計できる」といった声が寄せられた。
AI時代に向けて特に変化が必要と感じる人事領域は何か。「評価」(57.9%)、「タレントマネジメント」(56.8%)が上位を占めたほか、「中途採用」(52.9%)、「組織開発」(52.1%)、「育成」(48.3%)といった組織運営についても関心が高いことが分かった。
同社は調査結果を踏まえ、「AI時代において、人事は『問いを立てる力』『仮説を構築する力』を重視し始めており、AIを前提に仕事の構造が変わってきていることが明らかになった。人事が担うテーマも、採用や育成といった運用改善に加え、評価や人材活用の前提となる基準の整理へと関心が広がっている」
調査は、企業に就業中の人事部門役職者・担当者259人を対象にインターネットで実施した。期間は2025年12月2〜8日。
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