「AIの進化望ましい」日本は6カ国中最下位 中国との差歴然、半数以上が“回答保留”の異質さ(2/2 ページ)

» 2026年02月26日 17時48分 公開
[岡安太志ITmedia]
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日本の働き手が不安視していること

 なぜ日本の働き手はAIを素直に歓迎できないのか。日本でAIが望ましくない理由のトップは「現在持っているスキルが不要になること」への懸念であった。

 高田氏は、この不安の正体はAIそのものではなく「既に存在している労働移動の難しさ」にあると指摘する。日本では転職時に年収や役職を維持・向上させにくい構造があり、それが「変化=リスク」という意識を強めている。

「自分の持っているスキルが不要になること」を恐れる日本の働き手

 さらに深刻なのは、日本の働き手の自己効力感の低さだ。自分の能力を6割以上発揮できていると感じる就業者は他国の約半数に対し、日本は3割未満にとどまる。仕事への満足度も全項目で最下位だった。

日本の働き手は自己効力感が相対的に低い

 高田氏は「この巨大な保留層をポジティブな方向に誘導できれば、日本は一気に上位へ浮上する可能性がある」と強調する。AIという巨大な変化の波を好機に変えられるか。そのためには、単なるスキル教育以上に、働き手が安心して挑戦し、柔軟に移動できる「健全な労働市場」への構造改革が急務といえそうだ。

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