マックは2月25日から、約6割の商品を値上げした。看板商品の「ビッグマック」(単品)は480円から500円に引き上げられ、ついに500円の大台に乗った。例えば「マックフライポテト」Sサイズは200円から220円に。「ダブルチーズバーガー」(単品)も450円から480円に上がった。
これに対してSNSでは「もはやマックは高級品」「安くなきゃマックじゃない」と悲鳴が上がっている。この衝撃を伝えるネットニュースの中には、消費者のあまりの批判の多さから「客離れ」の可能性を指摘している。
さて、このような話を聞いて、読者はどう思うだろうか。これまでバーガーキングやモスの値上げ、高級バーガーの話を聞いていると、「なんかずいぶんセコい話で大騒ぎしてんな」と思わないだろうか。
それこそが、先ほどモスの毎年値上げをネチネチと並べ立てた理由である。
これまでマックが値上げをするとネットやSNSでは「高い!」「庶民の切り捨てか!」とヒステリックともいえるほどの批判が出てきた。そのたびにメディアや外食コンサルタント的な専門家が「ここまで高くなると食べに行きたくても行けません。客離れの恐れがあります」なんてことを言うのがお約束だ。
しかし、先ほどから見てきたようにバーガーキングもモスも、しっかりと値上げしている。「ビッグマックが500円は衝撃!」「値上げで震えた」と大騒ぎになっているのなら、「モスの100円アップ」やバーガーキングの「客単価1300円」についても、ちょっとくらい衝撃を受ける人がいてもいいはずなのだが、こちらは「まあ、そんなもんでしょ」と受け止められている。
バーガーキングもモスも同じようなことをしているにもかかわらず、マックだけがSNSで叩かれ、ネットニュースでも「ヤバいよ、ヤバいよ」と不安をあおられているのだ。
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