どれほど高い学力やスキルがあっても、それを動かす土台となるOS(思考特性)に致命的なひずみがあれば、組織を脅かす存在となる。そのゆがみとは、心理学でいうところの「認知のゆがみ」だ。
彼らは「うそをついている」わけではない。ゆがんだレンズを通して世界を見ているため、彼らにとって「正しいこと=周囲が悪であること」という構図は疑いようのない真実として映っている。
認知のゆがみそれ自体は、人間であれば誰しもが抱えている「脳の癖」のようなものだ。一般社員とモンスター社員を分ける境界線は、そのゆがみが「自己修正機能」を破壊しているかどうかにある。
モンスター社員には、共通する認知のバグがある。
そのバグとは「他責のバイアス」、つまり「自分の外側」にしか原因を見いだせない先入観である。
ビジネスにおいて、ミスや衝突は避けられない。通常であればミスが起きたとき「次のミスを防ぐためには、“まず自分は”何をどう改善するか」というフィードバックループが回る。しかしモンスター社員は違う。
われわれが面接で見極めるべきなのは、この他責志向である。責任を外部化する人間を入れることは、組織の自浄作用を破壊することと同義なのだ。
多くの人間関係のトラブルは「他責志向(他責思考)」から生まれるか、または大きく悪化するといっても過言ではない。
特に慢性化したり、繰り返されたりするトラブルのほとんどは、この他責志向が起因している。本当に原因が外部にある場合であっても、過度に他責志向である人が関わると、事態が悪化しやすい。これがまさに「モンスター」と揶揄(やゆ)される理由だ。
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