全国のラーメン集合施設は、1994年にオープンした新横浜ラーメン博物館の人気により、2000年頃から急増。2006年には40カ所以上あったが、次第に下火となり、コロナ禍では閉店が目立った。
東京ラーメンストリートが人気なのは、前述のようなご当地企画を行っていることが大きい。それに加え、各店に限定メニューの開発を提起したり、ラーメンの需要が落ちる夏に旨辛フェアを仕掛けたりと、さまざまな施策を行っていることも理由だろう。
昨年の夏は、キーマカレーを使った冷やしラーメン、ウナギを使ったスタミナ満点のラーメンなど、他では食べられないユニークな一杯が提供された。
このように、「人気店を誘致して終わり」となっていない点が、東京ラーメンストリートが好調を維持している秘訣(ひけつ)だろう。
こうした取り組みは、商業施設における継続的な集客のあり方を示す好例と言える。ラーメン集合施設が下火となった今、この東京ラーメンストリートには、施設を盛り上げるための多くのヒントが詰まっているかもしれない。
長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
ラーメンは炎上、立ち食いそばは支持 二重価格・対応の差を分ける境界線はどこか
「郊外ラーメン」はなぜ続かないのか 行列店でも消えてしまう理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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