店内に入ると、まず2階建ての書店を再現した大きなジオラマが目に入る。細部まで作り込まれたミニチュアからは、この店の世界観が伝わってくる。
一般的な書店において、小説は出版社ごとに並べられることが多いが、この店では13のジャンルに分けて陳列している。ジャンルを「ACT(アクト)」と名付け、来店客が棚を巡りながらミステリー小説の歴史や潮流をたどれる構成にしている。
例えば、ACT1は「名探偵たちの書斎」。シャーロック・ホームズやアガサ・クリスティなどによる昔ながらの海外ミステリーを並べている。ACT3「新本格ムーヴメント」には、綾辻行人さんなど、ミステリー作家を多く輩出している京都大学推理小説研究会出身者の作品が集められたコーナーがあったり、人が死なないミステリー小説だけを集めた「日常の謎」コーナーを設けたりしている。
ACT8のテーマは「警察官と私立探偵」。刑事ドラマでおなじみの立ち入り禁止エリアに張る「CAUTION」のテープが目を引く。こうしたディスプレイのアイデアをはじめ、選書やポップ作成まで各ACTの担当スタッフが担っている。スタッフの多くは書店での勤務経験はないが、本好きが集まっているという。
「常にカバンには本が入っているような本好きばかりです。自分が読んでいいと思った本を仕入れることもあれば、スタッフ間で『青春小説っぽいミステリーある?』など情報交換をすることも多いですね」と本間氏は話す。
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