マイナビが「Z世代部下とY世代上司の関わり方に関する調査」を実施した。Z世代(22〜25歳)部下とY世代(35〜49歳)上司に、コミュニケーションで悩みやトラブルを経験したことがあるか聞いたところ、両者とも半数以上が「経験がある」と回答した。また、改善のために取り組んでいることは、両者とも最多が「ChatGPTなどAIに聞く」で4割を超えた。コミュニケーションの悩みをAIに相談する実態がうかがえる。
Z世代部下では41.9%、Y世代上司では42.5%が「ChatGPTなどAIに聞く」と回答し最多だった。次いで「同僚など自分と近しい立場の人に相談する」(ともに41.3%)が続いた。その他、Z世代部下では「SNSを見る/調べる」(40.0%)、Y世代上司では「上司に相談する」(34.1%)が多かった。
対人関係で「正解が見えにくい悩み」を抱えた際、AIが初期相談先の一つとして定着しつつあることが分かった。AIを活用して考えを整理したり、伝え方のヒントを得たりする行動は、立場や世代を問わず広がっているようだ。
Z世代部下に、上司を含む飲み会や懇親会にどの程度参加したいか聞いたところ、最多は「できるだけ参加したくない」(26.1%)だった。4人に1人が参加に消極的であることが分かった。
Z世代部下が働く上で重視していることは「ワークライフバランス」(65.7%)、「人間関係の良さ」(56.8%)、「収入・待遇」(46.9%)が上位となった。職場での人間関係を大切にしつつも、プライベートとの線引きを重視する価値観がうかがえる結果となった。
Y世代上司に、ハラスメントを意識して控えた行動を聞いたところ、最も多かったのは「プライベートな会話を控えたことがある」(41.6%)だった。以降は「飲み会や懇親会を控えたことがある」(35.3%)、「叱咤激励を控えたことがある」(33.7%)が続いた。
「いずれもハラスメントを理由に気にしたことはない」は27.4%にとどまり、約7割がプライベートな会話や飲み会への誘いなどを控えた経験があることが分かった。
部下と適切にコミュニケーションを取りたいという意識があっても、どこまで踏み込んでよいのか判断が難しく、上司側も関わり方の最適解を模索している様子がうかがえる。部下だけでなく、上司もまた職場でのコミュニケーションに慎重さを求められている実態が明らかになった。
調査はインターネットで実施した。Z世代部下調査は、2026年3月末時点で社会人1年目の22〜25歳で、日常業務で関わりのあるY世代上司がいる人を対象とした。Y世代上司調査は、2026年3月末時点で主任・係長以上の役職に就く35〜49歳で、日常業務で関わりのあるZ世代の入社1年目の部下がいる人を対象とした。調査期間は、Z世代部下調査が3月24日〜4月8日、Y世代上司調査が同3月24〜26日。有効回答数はともに303人。
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