少しユニークな使い方として、検索結果ページをAIに分類・整理してもらうこともできる。
検索結果の上位に表示されるページが、必ずしも質の良い情報とは限らない。Google検索のAIモードを使えば、検索結果から必要な情報を集めてもらうことは可能だが、AIの回答だけを頼りにするのも不安がある。そのギャップを埋めるのが、Gemini in Chromeを使った検索結果の整理だ。
例えば、商品やサービスの比較検討なら、商品名などの検索結果が表示されている画面で以下のように指示すればよい。
この検索結果を、以下の分類で整理してください
- 公式情報
- 第三者による感想やレビュー
- 販売店などの商品情報
- アフィリエイトを目的とした情報
- 広告やPRの色が強い情報
- 更新日の古い情報
検索結果が分類され、リンク付きで一覧表示される。
「読むべき優先順位を教えて」と質問し、優先して確認すべきページを示してもらうこともできる。
つまり、検索結果そのものは一旦自分の目で確認し、そこから必要なものを選び取る作業をAIにサポートしてもらう形だ。玉石混交の検索結果を俯瞰(ふかん)して整理できるので、限られた時間で効率的に情報収集できるようになる。
もう一つの面白い使い方が、閲覧履歴の検索だ。Googleの個人アカウントの場合、サイドパネルのチャットで「履歴から○○についての情報を探して」と質問することで、過去の閲覧履歴の中から該当する情報を探すことができる。
Chromeの閲覧履歴ページにも検索ボックスは用意されているが、タイトルに含まれる文字列以外の情報を探すのは困難だ。そのため、例えば過去に閲覧した「古いリチウムイオン電池製品を引き取ってくれる店舗の情報」を再度見たいと思っても、ページタイトルが「モバイルバッテリーの下取り」だった場合は見つけることができない。
そのようなときも、Gemini in Chromeのサイドパネルから「以前に見たページから、古いリチウムイオン電池を引き取ってくれる店舗の情報を探して」と質問すれば見つけ出せる。
曖昧(あいまい)な記憶からでも履歴を探せるので、同じことを何度も検索し直す必要がなくなるのがメリットだ。
なお、この履歴を検索する場合「Chromeの履歴」のページを開いた状態で質問するだけでは、うまく探すことができない。プロンプトで「履歴から探す」ことを明確に指示することがポイントとなる。
Gemini in Chromeは、AIブラウザとしては後発ながら、すでに使い慣れた環境にそのままAIが加わるという意味では、メリットが大きい。Webでの情報収集の効率化に大きく貢献してくれるはずだ。
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