アイデアが浮かばない、こんな無駄な作業なくしたい――。ビジネスパーソンを悩ませる日々のさまざまな困りごと、ChatGPTに聞いてみませんか? ITジャーナリストの酒井麻里子氏がプロンプトの書き方を伝授します。
Q.Chromeのブラウザ内でGeminiが使えるようになりましたが、どんなときに役立ちますか?
GoogleのChromeブラウザにGeminiが統合された「Gemini in Chrome」が、2026年4月から提供されている。
EdgeやFirefoxには以前からAI機能が搭載されていた。また、AI利用を前提にした新興ブラウザ「Dia」「ChatGPT Atlas」なども台頭しているなか、やや後発という印象だ。
ただし、Chromeはシェアが大きく、長年にわたって愛用するユーザーが多い。「ブラウザを乗り換えたくない」という理由で先行するAIブラウザを使わずにいたユーザーも、ChromeにAI機能が統合されたことで、恩恵を受けられるようになった。
ページを要約したり内容を説明してもらったりという使い方が定番だが、それ以外にも役立つ場面は多い。今回は、Gemini in Chromeを有効活用するためのポイントを解説する。
ITジャーナリスト/ライター。生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。その他、技術解説やスマホ・ガジェットなどのレビューも。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)など。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。XRと最新テクノロジーのWEBマガジン「TechComm-R」運営。
Gemini in Chromeでは「Geminiに相談」をクリックすると、表示されるサイドパネルから、開いているタブについて質問できる。
現在見ているページの要約などにも使えるが、特に重宝するのは複数タブの情報を横断して参照できる機能だ。サイドパネルの入力欄には回答の基になる参照中のタブ名が表示されているが、ここに「+」ボタンから現在開いている他のタブや閲覧履歴を追加できる。
この状態で「開いているタブの内容を比較して」と指示すれば、選択したタブのページ内容に基づいた回答が得られる。
このようなWeb上の情報の比較は、通常のChatGPTやGeminiなどに「○○について比較して」と指示するだけでも当然できる。ただしその場合、意図しない情報源が回答の根拠として使われてしまう可能性がある。
一方でGemini in Chromeのタブ指定を使う場合、任意のページの情報だけを参照元にすることが可能だ。「情報源はユーザー側が指定し、その中の情報を整理するためにAIを使う」という意味では、NotebookLMに資料を読み込ませて質問する使い方に近いとも言える。
情報量が多いページや難解な内容のページ、外国語の情報など、そのまま読むのに時間のかかるページを横断して調べたい場合に役立つ使い方だ。
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