SaaSツール利用者の約4割が「オーバースペック」と回答 使い方が分からず、悩む時間も毎週発生

» 2026年06月22日 08時30分 公開

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 SaaSツールの多機能化が、かえって現場の負担になっているかもしれない。マーケティング支援会社のシナジーマーケティング(大阪市)によると、現在利用しているSaaSツールの機能評価について、「オーバースペック状態にある」が39.2%に上った。一方、「機能が不足している」は14.0%にとどまった。

photo SaaSの多機能化は現場の負担を招くのか(画像はイメージ、提供:写真AC)

 オーバースペックと回答した人の内訳は、「半分以上の機能は使っていない」が22.0%、「ほとんど使いこなせていない」が17.2%だった。

photo ツールの機能評価(出所:プレスリリース、以下同)

 ツールの操作方法を調べたり、使い方が分からず悩んだりする時間については、「毎週ロスがある」が58.0%を占めた。「1〜3時間未満」が15.6%、「3〜5時間未満」が5.2%と、週1時間以上のロスを抱える層も20%を超えた。

 業務効率化のために導入したツールが、現場では「調べる」「探す」「迷う」時間を生み出していることがうかがえる。

photo 毎週の操作ロス時間

 同じツールでも、ツール導入や更新の判断に関与する決済層と、実際に運用する現場層とでは評価が大きく異なった。決裁層では30.3%が「機能不足」と感じる一方、現場層では44.6%が「オーバースペック」と回答した。

 また、決裁者のツールの見直し意向は計81.8%に上り、内訳は「未着手」が56.1%、「具体的に検討中」が25.8%だった。見直しが進まない背景について、同社は「移行コストや工数だけでなく、決裁者と現場の評価軸のずれも影響している」と分析した。

photo ツール評価のギャップ/ツール見直しの意向

 調査は、MA・CRM・SFAなどのSaaSツールを業務で利用する250人を対象にインターネットで実施した。調査日は2025年12月25日。

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