ITmedia デジタル戦略EXPO 2026 夏では、各分野の第一人者や企業の現場でビジネス変革に取り組むリーダーの声を通じて、経営×IT×現場のコラボレーションで全社変革を進めるヒントをお届けします。
AIを活用したデジタル戦略が必須となる中、ダイハツ工業や旭化成、NOT A HOTELなどビジネス変革に取り組む企業の「当事者の声」を通じて、現場のリアルな課題解決方法を探ります。視聴登録はこちらから。
生成AIの普及に伴い、米国市場で「FDE(Forward Deployed Engineer)」と呼ばれる新職種の求人ニーズが増えている。企業におけるAI実装を担う存在として注目を集め、求人数は前年比10倍以上に急増、オファー年収の中央値は3200万円を超えている。米国で爆発的に増えるFDEについて、専門家に聞いた。
FDEとは、顧客の現場に深く入り込み、課題発見からシステム設計、本番環境への実装、利用定着までを一気通貫で担うエンジニア職である。
FDEが求められている背景として、多くの企業で生成AIの導入がPoC(概念実証)の段階で止まってしまうという課題がある。AIを実業務に組み込むには、既存の業務システムや社内データとの連携、セキュリティー要件への対応が欠かせない。FDEは、PoCと本番運用の間にある「ラストワンマイル」を埋め、AIを現場で実際に使われる仕組みへと落とし込む役割として注目を集めている。
米国におけるFDEへの需要は、数字にも表れている。求人サイトを運営するIndeedの研究機関「Indeed Hiring Lab」によると、米国のFDEの求人数は2026年5月時点で前年同月比で約10倍となり、求人件数は数千件規模に達している。
人材不足に加え、高度な実装能力と顧客折衝能力の双方が求められることから、給与水準も上昇している。米国におけるオファー年収の中央値は、前年の約18万ドルから約20万ドル(約3224万円)へ上昇しており、ソフトウェアエンジニア全体と比べても高い水準となっている。
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