転職決定数の増加は、求職者と企業の双方でニーズが強まっていることを意味する。では、企業が40代に求めることは何か。doda編集長の桜井貴史氏は、「即戦力としての実務経験と専門性、マネジメント経験を生かして事業変革を推進できる人材を求める声は年々強まっている」と指摘する。
人材不足を背景に採用競争は激しさを増し、各社が提示年収を引き上げた結果、平均年収の押し上げにもつながった。
管理職やエキスパート人材が多い年収800万円以上の転職決定者数も、2023年度を100とすると2025年度は121に増加。全体の伸び(110)を大きく上回った。
dodaによると、高年収層に占める40代の割合は、2025年度で41.3%だった。職種別で見ると、「企画・管理」(35.5%)と「技術職(SE・インフラエンジニアなど)」(23.2%)が目立った。
背景には、技術と現場の両方を理解する人材の希少性がある。「技術が分かるだけでなく、顧客や社内業務を理解し、何を人がやり、何をAIに任せるべきかという勘どころを押さえている人材は少ない」と桜井氏は分析する。
それでも、希少性の高い人材には外部からより良い条件のオファーが集まりやすく、企業間の採用競争は今後も続くとみられる。
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