パナソニックの“LUMIX”「DMC-LX5」はコンパクトデジカメのジャンルに分類される製品ながら、マニュアル撮影機能の充実したコダワリモデル「LXシリーズ」の最新作だ。
前モデル「DMC-LX3」(レビュー)に比べると外観の相違点は少ない。フラットタイプのボディに沈胴式レンズ、大ぶりではないが十分なグリップ、ポップアップ式ストロボもほぼそのままだ。アスペクト比切り替えスイッチも鏡胴上部に変わらず用意されているが、1:1が追加されており、スイッチひとつで1:1/4:3/3:2/16:9を変更できる。
外観の変更は少ないが、撮像素子は高感度/広ダイナミックレンジを実現した新開発の有効1010万画素 1/1.63型CCDを搭載した。画像処理エンジンにも新開発の「ヴィーナスエンジン FHD」が採用されており、常用ISO800、最大ISO12800の高感度撮影(3M記録時、アスペクト比4:3。通常撮影時は最大ISO3200)が行える。
レンズは35ミリ換算24〜90ミリのLEICA DC VARIO-SUMMICRONで、LX3に比べてテレ端が強化されている(LX3は60ミリ)。手ブレ補正機能も強化されており、LX3比で約2倍の補正効果を持つという。超解像を利用した「iAズーム」や撮像素子の中心部を用いる「EX光学ズーム」なども用意されており、これらを併用することで最大35.7倍のズーム撮影を行える。
LX3と相違点のひとつとして挙げられるのが、ハイビジョン動画への対応だ。AVCHD Liteによるハイビジョン(720p)動画撮影が可能となっており、動画撮影時にはおまかせiAによるフルオート撮影のほか、絞りやシャッタースピードを任意に設定することもできる。MotionJPEGによる撮影も可能で、その際には1280×720/848×480/640×480/320×240ピクセルと画面サイズを4段階に切り替えられる。
詳細については後日レビューにて紹介する。
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