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手持ちのカメラですぐにUst――「CEREVO LIVEBOX」

» 2010年10月08日 09時00分 公開
[ITmedia]

CEREVOは10月8日、手持ちのデジタルカメラやビデオカメラに接続するだけでUstreamのライブ配信を可能とする「CEREVO LIVEBOX」の販売を開始した。価格は5万円。

photo 「CEREVO LIVEBOX」

 CEREVO LIVEBOXはRCA/Sビデオの入力端子を備えており、手持ちのデジタルカメラやビデオカメラに接続するだけでUstreamのライブ配信を行える。音声についてもマイク/ラインの2系統を備えており、2系統の映像/音声をミキシングしながらの配信がこれ1台で可能となっている。内蔵する映像エンコーダは最大30fpsまでの送出に対応しており(解像度はQCIF/CIF)、なめらかな映像を配信できる。

photophoto 背面左から音声入力用の3.5ステレオミニ端子、ネットワークアダプタ接続用のUSB端子、Sビデオ入力、RCAと並ぶ

 同社製無線LAN内蔵デジカメ「CEREVO CAM」でもUstreamの配信にも対応しているが、CEREVO CAMの利用者から映像/音声の入力端子が欲しいというリクエストが多かったこともあり、配信機能のみに特化したCEREVO LIVEBOXの製品化に踏み切ったという。

 ネットワークは有線/無線のいずれにも対応しており、ネットワークの安定性と機動性を確保している。配信停止/再開、画質/音質調整、入力切り替えなど、主な操作はネットワーク経由で行う仕様となっており、iPhoneやPCをリモコンとして使用するため、制御卓などの必要もない。なお、初期設定が完了すれば、本体の電源オンだけで配信を開始できる。

photophoto 底面と天面に三脚穴が設けられており、三脚1つで本製品とカメラを固定できる

 バッテリーを内蔵しており、電源が確保できない場所でも最長2時間(無線LAN利用時)の利用が行える。本体上下及び下部には三脚穴が設けられており、本製品を三脚に固定し、その上にカメラを固定するといった使い方もできる。

 なお、Ustream Asia代表取締役社長の中川具隆氏からは「特にPC を必要としない点と、スイッチャーが無くても映像が切り替えられる点は、ライブハウスや個人での配信をはじめ、多くの用途が考えられます。今後も、このような機器を通してユーザーに手軽にUstream を活用していただける環境が整っていくことを期待しております」とのコメントが寄せられている。

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