撮影時のカスタマイズ性も高い。フラッシュ発光量やフラッシュの先幕/後幕シンクロの設定はもとより、ノイズリダクションがオフ/オート/弱/強/マックスの5段階から設定でき、それが動作するISO感度をすべて/ISO201以上/ISO401以上/ISO801以上/ISO1601以上/ISO3200から選択できる。
レンズのディストーション補正のオンオフ、アンバー/ブルー、グリーン/マゼンタのホワイトバランス補正、露出や調光補正ステップ、ISO AUTO-HI時の最小ISO感度、色空間設定など、さまざまな設定をカスタマイズできる。
こうした豊富な撮影機能は、使いこなしさえできれば快適に撮影できる。APS-CサイズCMOSセンサーを搭載したカメラユニットは、今回紹介した28mm F2.5に加え、35ミリ判換算50ミリのレンズを搭載した「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」もあり、よりポートレートに適したレンズになっている。マクロ撮影にも強く、レンズ先端から約7センチまで近寄れる。
「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4VC」は約1000万画素1/1.7型CCDに24〜70ミリの焦点距離をカバーするズームレンズを搭載しており、いわゆる標準ズーム的に利用できるカメラユニットという位置づけで、手ブレ補正機構も付いていて便利に扱える。「RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC」はさらにカバー範囲の広い28〜300ミリの手ブレ補正機構付きレンズに高感度CMOSセンサーを搭載している。ちなみに、この2つのレンズユニットについては、ボディとのセット「GXR+S10 KIT」「GXR+P10 KIT」も用意されている。
カメラユニットの変更によって、別のカメラに生まれ変わる。まさにオンリーワン製品というのがGXRの魅力だ。
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