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第140回 小物の撮影と光の関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

» 2011年05月25日 11時25分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

光の当て方を変えて遊んでみる

 続いて暗い室内へ移動。

 室内で撮るときは照明をどうするかが問題となる。

 部屋の電灯は位置を変えづらい。適当な電気スタンドをひっぱってきてもいいが、今回は撮影用LEDライトを使ってみた。電池式で、数10個のLEDがずらっと並んでる代物。数千円で買える。

photo 電池式のLEDライト。カメラに装着しても三脚につけてもいい。ストロボほどの光量はないがお手軽で便利

 これのいいところは、コンパクトで手軽なので場所を選ばないこと。いざとなれば手で持ってもいい。ストロボと違って定常光なので、光の当たり具合をチェックしながら撮れる。カメラは三脚に固定しちゃうので、片手でライトを持ち、空いた片手でシャッターを切ればいいのだ。

 複雑なライティングをしないのなら、これにレフ板があればなんとかなる。

 ただし、LEDライトの発色はあまりよくないので、ホワイトバランスはカスタムで取っておくほうが無難。

photo グレーカードを使ってホワイトバランスをとるの図。ホワイトバランス用のグレーカードも売ってるが、真っ白なものならなんでもOK

 ライトを手で持って当てる方向を変えながらあれこれ撮ってみた。

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photophoto 左上から、ライト上から、ライト右から、ライト左斜め後ろから、ライト左斜め後ろ+レフ板

 光の当て方で雰囲気が変わって面白い。レフ板を組み合わせればかなり自然な感じを保てる。

 せっかくなので、真下からも当ててみた。

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 これはアクリルボックスの下にLEDライトを入れ、その上に半透明の白い布を敷いて撮ったもの。なかなか面白い。続いて目覚まし時計を下からのライトで撮ってみた。背景を黒にしてるのでよけい下からのライティングが映える。

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