現像が必要なフィルムカメラと違い、つい撮りっぱなしになることが多いデジタルカメラ。もちろんデジタルデータの方が保存や管理には便利だが、誰かに写真を見せるためだけにパソコンを起動するのは面倒だし、見る側も画面よりは印刷物を手に取ってめくる方が楽しみやすい。そこで、どうせ印刷するなら自宅のプリンタではなく、さらに美しく加工できるフォトブックサービスを利用してみよう。
フォトブックは自宅での保存用途だけでなく、パーティーやイベントなどで友人にプレゼントする、といった使い方にも最適。最近はオンラインで手軽に注文できるサービスが増えており、デザインの自由度や予算に応じて多彩なプランが用意されているのも魅力だ。
今回紹介するのは富士フイルムの「フォトブック」(http://f-photobook.jp/)。富士フイルムといえば「お正月を写そう」のテレビCMでもおなじみのように、日本における写真用フィルムのトップメーカーとして広く知られている。そんな“写真のプロフェッショナル”が提供するサービスだけに、誰もが満足するクオリティでフォトブックを仕上げてくれる。
富士フイルムのフォトブック作成サービスでは、7種類のプランから選択することができる。まず簡単な手順で作成できるプランとして、店舗と同じ商品が作れる「フォトブック スクエア」、本格的な製本に仕上げられる「フォトブックデザイン 簡単作成タイプ」、子ども写真用の「アルバムブック」の3種類が用意される。
そして細部までこだわって作成できるプランとして、店舗と同様の「フォトブック スクエア プラス」(正方形)と「フォトブック エーファイブプラス」(長方形)、本格的な製本の「フォトブックデザイン」とハイクオリティな「フォトブックデザイン 高級タイプ」が用意されている。
ちなみにフォトブックのサイト下部には「フォトブック作成診断」というチャートも用意されている。これは「簡単に作成したい」「こだわって作成したい」などの質問に答えていくだけで、用途に適したプランが見つかるというもの。どのプランか迷った時は参考にするといいだろう。
多彩なプランの中で今回、紹介したいのが「フォトブックデザイン 簡単作成タイプ」だ。「フォトブックデザイン」が自由度の高いフリーレイアウト形式なのに対し、この簡単作成タイプの特徴はテンプレート編集形式を採用している点にある。テンプレートに写真をはめ込んでいくだけなので「難しい操作が苦手」「デザインセンスに自信が……」といった人でも手軽に美しいフォトブックが作成できる。
また、ソフトカバーとハードカバーの2種類から選べるのもうれしい点だ。ソフトカバータイプは127(縦)×127(横)ミリと145(縦)×145(横)ミリの2サイズ。ハードカバータイプは145(縦)×145(横)ミリの1サイズが用意されている。さらに、ディズニーのキャラクターテンプレートを用いた「ディズニーキャラクターシリーズ」が用意されているのも、子ども写真が中心ならばうれしいところだ。
それでは「フォトブックデザイン 簡単作成タイプ」で、実際にフォトブックを作成してみよう。簡単作成タイプの場合は写真のアップロードから編集、注文まですべての操作をWebブラウザ経由で行う。まずはフォトブックのWebサイトにアクセスし、左側に表示されたメニューから「フォトブックデザイン 簡単作成タイプ」を選択。ページをスクロールして「注文」(インデックス)をクリックする。
別ウィンドウが開いたら、ここからフォトブックの作成開始だ。好みのカバータイプとサイズを指定して「作成する」をクリック。今回はソフトカバータイプの127(縦)×127(横)ミリで24ページ(1680円)を選んでみた。
ウィザードに従ってコマ割りパターンの設定、画像のアップロード、掲載写真の指定を済ませたら、いよいよ最終的なデザインを決めるレイアウト編集だ。「レイアウト編集」画面では8種類の背景に加えて、多彩な装飾用のスタンプでフォトアルバムを美しく彩ることが可能。いずれもドラッグ&ドロップするだけで反映されるほか、拡大や縮小も自由に行える。また、コメントの追加ができるので、ページごとにタイトルやミニ解説を付けるのも面白いだろう。
レイアウト編集が終わったら、プレビュー画面で最終チェックを行う。問題がなければ部数を指定し「カートへ」をクリック。画面が「フジフイルムモール」へと移動し、あとは購入手続きへと進むだけだ。
今回は「フォトブック デザイン 簡単作成タイプ」を中心に紹介したが、富士フイルムの「フォトブック」には多彩なプランが用意されている。操作に慣れて「より凝ったデザインに仕上げたい」と感じたら、フリーレイアウト形式のプランにもチャレンジしてみよう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR