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日常を常に記録する、カジュアルなタフネスデジカメ「RICOH PX」(2/3 ページ)

» 2011年07月08日 10時06分 公開
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分かりやすい設定と「プレミアムショット」

 背面インタフェースは、ストロボのモード切り替えレバーと十時キー、それに動画、MENU、再生、セルフタイマーの各ボタンという一般的な構成。特筆すべきは、ストロボのモード切り替えがレバー式になっており、ON/OFF/AUTOをダイレクトに切り替え可能であり、今、設定がどうなっているのかをメカ的に確認できる。

photo セルフタイマーやフラッシュ、動画撮影などをボタンでダイレクトに操作できる

 MENUボタンからは、選択肢の限定された「クイック撮影メニュー」がまず表示され、そこから、いわゆる一般的なメニューである「詳細撮影設定」も呼び出せる。前者は初心者を想定していると思われるが、メニューの項目数が絞られるので、使い勝手は悪くない。もちろん、ダイレクトにあれこれ変えるのであれば、「詳細撮影設定」から設定を変更する方がよい。

photophoto クイック撮影メニュー(写真=左)、詳細撮影設定(写真=右)

 PXはオート撮影が基本となるカメラだが、「プレミアムショット」モードを使うことによって、ポートレートや逆光、料理、ペットと言ったシーン別設定や、「スイーツ」や「トイカメラ」「クロスプロセス」など画像へエフェクトを施す撮影も可能だ。トイカメラは、色変更などの極端なエフェクト処理がされていないので、デフォルトで使っても良いのではないかと感じた。

photophoto 「プレミアムショット」モードには多くの撮影モードやエフェクトが用意されている

 そのほか、オークション用の組写真を撮影するモードが用意されているのだが、普通の写真を撮る際に使っても面白いと感じた。用意されているレイアウトは4種類。3分割のレイアウトは、全体像、被写体に寄った写真、別のワンカットなどアイディア次第で面白い写真が撮れる。雑誌のページを構成するように撮影するのも面白いかもしれない。オークションと言う名前がつけられているが、ブログなどでも活用して見てほしい。

photophoto 「オークション」のレイアウト(写真=左)、レイアウトに合わせて撮影領域が調整されるので、その範囲内に被写体を収めるようにして撮影をする。(写真=右)
photophoto レイアウト表示で確認・確定すると撮影となる。この場合は3枚撮影することで完成となる(写真=左)、組写真風に撮ってみると面白い(写真=右)
photophoto 書類や名刺などを撮影する際に重宝する斜め補正。プレミアムショットでの撮影のほか、再生メニューから斜め補正をあとから施すこともできる

オプションで着せ替えも楽しめる

 専用オプションとして、衝撃吸収とキズの防止に役立つプロテクションジャケット「PJ-1」が用意されている。すべりにくいため、ホールディングも良くなる。このジャケットは5色のカラーバリエーションが用意されているので、着せ替えをして楽しむことも可能だ。

photophotophoto シルバーのPXにプロテクションジャケット「PJ-1」(ピンク)と、同じく別売オプションのネック/ハンド2wayストラップ「ST-4」を組み合わせた(写真=左、中)、プロテクションジャケットはホワイト以外の4色が半透明なので、ジャケットの色を楽しみたいならばPXの本体色はシルバーを選ぶのが無難(写真=右)

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