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パンケーキサイズの超薄型ズームなど、パナソニックから「X」レンズ

» 2011年08月26日 16時33分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは8月26日、マイクロフォーサーズ規格に準拠した交換レンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS14042)、「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS45175)を10月13日より販売開始すると発表した。価格はH-PS14042が4万9875円、H-PS45175が5万6175円。

photophoto 「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS14042)と「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS45175)

 新たに展開される高性能レンズ「X」シリーズの第一弾レンズ。Xシリーズは既存「G」シリーズの上位に位置づけられ、「被写体の質感を最大限に引き出す」(同社)描写を目指した高性能レンズとなる。

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 両製品ともに、世界初となるレンズ筐体に設けられたレバーでズーム動作を行う電動ズーム機能を搭載したことで操作性の向上を図ったほか、動画撮影時のなめらかなズーム動作を可能としている。H-PS14042は沈胴式構造を採用することで、収納時の厚みを約26.8ミリと3センチ以下に抑える超スリム設計となっている。

photophotophoto 「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS14042)の特徴
photophotophoto 「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS45175)の特徴

 レンズには独自のナノサーフェスコーティングを施すことで、ゴーストとフレアを抑制、透明感のある描写を実現した。加えて、MEGA O.I.Sより高い効果を持つ手ブレ補正機構「POWER O.I.S」を搭載、毎秒4000回のブレ検知を行うことで、小刻みな手ブレから大きな手ブレまで効果的に抑制する。

 2製品の製品名に「HD」の文字は含まれていないが、動画撮影に適したAF制御や静音設計、POWER O.I.Sなどにより、ハイビジョン動作撮影にも適したレンズとなっている。なお、公開されたレンズロードマップでは、Xシリーズの大口径ズームレンズ(12-35ミリと35-100ミリ)が来年には投入されることが明らかにされた。

photophoto 公開されたレンズロードマップ(写真=左)、投入が予告された大口径ズームレンズ(写真=右)

「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS14042)

 焦点距離14〜42ミリ(35ミリ換算28〜84ミリ)の標準ズームレンズ。沈胴式構造の採用によって鏡胴収納時には約26.8ミリというスリムサイズを実現している。

 レンズ構成はEDレンズ2枚と非球面レンズ4枚を含む8群9枚構成。最短撮影距離は0.2メートル(焦点距離14-20ミリ時)/0.3メートル(焦点距離21-42ミリ時)。最大撮影倍率は0.17倍(35ミリ換算0.34倍)。

「LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH./ POWER O.I.S」(H-PS45175)

 焦点距離45〜175ミリ(35ミリ換算90〜350ミリ)の望遠ズームレンズ。長さは全長固定の90ミリ、外径は61.6ミリとスリムな仕上がりになっているほか、2枚のフォーカスレンズを独立して駆動させる「マルチ アクチュエーター フローティング インナーフォーカス」によって像の平坦性を高める工夫も凝らされている。

 レンズ構成はEDレンズ2枚と非球面レンズ2枚を含む10群14枚構成。最短撮影距離は0.9メートル。最大撮影倍率は0.17倍(35ミリ換算0.34倍)。

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