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ポケットサイズにF1.2レンズ、JVCケンウッドから「Everio V」シリーズ

» 2011年12月15日 13時00分 公開
[ITmedia]
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 JVCケンウッドは12月15日、AVCHD形式のデジタルビデオカメラ“Everio”の新製品「GZ-V590」「GZ-V570」を12月下旬より販売開始すると発表した。搭載メモリ量以外の仕様はほぼ共通で、前者は64Gバイト、後者は32Gバイトのメモリを搭載する。価格はオープンで、実売想定価格はGZ-V590が11万円前後、GZ-V570が10万円前後。

photophoto 「GZ-V590」(写真=左)、「GZ-V570」(写真=右)、

 新たに用意されるこの「V」シリーズは、既存製品よりボディの小型化・薄型化を進め「GZ-HM880」比で体積比約40%減を実現し、携帯性を高めたほか、アルミ素材を採用したボディのフロントにはスピン仕上げ、液晶背面部にはヘアライン仕上げを施すなど、質感も高めている。

 レンズは新開発の35ミリ換算32.8〜396ミリ(動画撮影時)の光学10倍ズームレンズで、開放F値はF1.2と明るく、そこに裏面照射型CMOSセンサー(1/4.1型 332万画素)と組み合わせることで最低被写体照度1ルクスと暗所での撮影にも力を発揮する。センサーシフト式の手ブレ補正機構も新開発されており、歩きながらの撮影などでも効果的にブレを補正する。

 撮像素子の総画素数は332万画素だが、超解像技術によって1000万画素相当の静止画を撮影できるほか、撮像素子の有効エリアを効果的に利用することで画質劣化を抑えたズームを行う「ダイナミックズーム」では18倍相当までの望遠撮影が行える。

 液晶画面はタッチパネル式の3型で、本体側面には「マナー」ボタンが用意されており、このボタンを押すだけで液晶画面の輝度が落ちるほか、各種操作音がミュートされる。撮影機能としては顔認識や画面タッチによるAF/AE、300fpsの高速撮影などのほか、新たに犬猫の顔を検出する「ペット検出」が搭載されており、本機能を利用しての自動静止画撮影も可能だ。本体にはSDカードスロット(SD/SDHC/SDXC対応)も用意する。

 ユニークな機能としては、本体液晶に表示されるQRコードを読み取ってスマートフォンでアクセスすれば、ユーザーガイドが閲覧できる「スマートユーザーガイド」を用意した。サイトはスマートフォンでの閲覧に最適化されており、操作上の不明点やトラブルの解決に役立つとしている。

 36(幅)×57(高さ)×115.5(奥行き)ミリ、約210グラム。付属バッテリーで約45分の連続撮影を行える。

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