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パナソニック、新センサーで暗所に強いビデオカメラ「HC-V700M」「HC-V600M」

» 2012年01月11日 17時26分 公開
[ITmedia]
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 パナソニックは1月11日、デジタルビデオカメラ「HC-V700M」「HC-V600M」を2月1日より販売開始すると発表した。前者は64Gバイトのメモリを搭載、後者は32Gバイトのメモリを搭載しておりいずれも価格はオープン。実売想定価格はV700Mが11万円前後、V600Mが9万円前後。

photophoto 左が「HC-V700M」、右が「HC-V600M」。メモリ容量以外の仕様はほぼ同一

 いずれも32ナノメートルプロセスという微細プロセスの採用でフォトダイオードを大型化した新開発の「微細セル&高感度MOSセンサー」を搭載、画像処理エンジン「クリスタルエンジン・プロII」との組み合わせによって暗所での高精細撮影を実現した。最低被写体照度は4ルクス(シーンモード ローライト 1/30時)。

 撮像素子の画素数は総画素数1530万画素(動画撮影時の有効画素数は最大355万画素)まで高められており(サイズは1/2.33型)、700ミリ相当の望遠撮影時にも258万画素を確保している。

 レンズの光学倍率は21倍で、動画撮影時の焦点距離は35ミリ換算28.0〜717.4ミリ(動画撮影 16:9時)。超解像技術によってズーム倍率を高める「iAズーム」利用時には、46倍相当 約1300ミリ相当までのズーム撮影を行える。

 手ブレ補正については回転方向のブレも抑制する「5軸ハイブリッド手ブレ補正」機構を搭載することで、歩き撮り時のブレを効果的に抑制する。AVCHD Progressiveに対応しており、1080/60p録画が行える(ビットレートは最大28Mbps)。記録方式についてはiFrameも選択可能。別売のコンバージョンレンズを組み合わせることで3D撮影も可能となるが、その際には5軸補正は行われず「パワー O.I.S」による補正となる。

 液晶開閉と連動する「クイックパワーオン」では待機電力を約0.003ワットとほぼゼロに近づけ、不意のチャンスへの対応とバッテリー寿命を両立。撮影した映像を元にハイライト映像を自動生成する「新おまかせムービースライドショー」は、生成された映像をSDカードへ書き出すことも可能だ。

 本体サイズは55(幅)×69(高さ)×121(奥行き)ミリ、約272グラム(V700M)/約271グラム(V600M)。

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