夏フェスや海山 持っていきたい「アウトドアデジカメ」の選び方(1/2 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
音楽フェスに海水浴、トレッキングなどなど、さまざまな夏のレジャーにカメラを持っていきたいが壊れるのは困る……。それは誰もが思うこと。そんなとき、頼りになるのが防水や防じん、耐衝撃といったタフネス性能を備えた「アウトドアデジカメ」とも呼べる製品群だ。
製品ジャンル自体は以前から存在しており珍しいものではないものの、近年ではさまざまなキャラクターを持つモデルが登場しており、出かける場所や用途に応じての選択が楽しめる。梅雨明けの前に各社モデルをチェックしつつ、選び方を考えてみよう。
「タフネス」を知る
いわゆるカメラのタフネス性能とは、防水や防じん、耐衝撃、耐寒といった能力を持つことを指し、数年前まではダイビングや登山などカメラにとってハードな環境におけるアウトドアスポーツでの利用を想定したモデルを中心に採用されていたが、昨今では利用シーンを拡大するという目的のため、採用するモデルが増えている。
現在各社から販売されているタフネスモデルの仕様をチェックしてみると、その製品キャラクターが浮かび上がってくる(以下はメーカー公称値)。
| モデル名称 | 防水(水深) | 防じん | 耐衝撃(耐落下) | 耐寒 | 耐荷重 |
|---|---|---|---|---|---|
| OLYMPUS Toguh TG-1 | 12メートル | ○ | 2メートル | マイナス10度 | 100kgf |
| OLYMPUS Toguh TG-820 | 10メートル | ○ | 2メートル | マイナス10度 | 100kgf |
| OLYMPUS Toguh TG-620 | 5メートル | ○ | 1.5メートル | マイナス10 | ―― |
| OLYMPUS Toguh TG-320 | 3メートル | ○ | 1.5メートル | マイナス10 | ―― |
| DSC-TX300V | 5メートル | ○ | ―― | マイナス10度 | ―― |
| DSC-TX20 | 5メートル | ○ | 1.5メートル | マイナス10度 | ―― |
| COOLPIX AW100 | 10メートル | ○ | 約1.5メートル | マイナス10度 | ―― |
| COOLPIX S30 | 3メートル | ○ | 80センチ | ―― | ―― |
| PowerShot D20 | 10メートル | ○ | 1.5メートル | マイナス10度 | ―― |
| FinePix XP150 | 10メートル | ○ | 2メートル | マイナス10度 | ―― |
| FinePix XP50 | 5メートル | ○ | 1.5メートル | マイナス10度 | ―― |
| DMC-FT4 | 12メートル | ○ | ○ | マイナス10度 | ―― |
| RICOH PX | 3メートル | ○ | 1.5メートル | ―― | ―― |
| Optio WG-2/WG-2 GPS | 12メートル | ○ | 1.5メートル | ―― | ―― |
| EXILIM G EX-G1 | 3メートル | ○ | 2メートル | マイナス10度 | ―― |
防水については「水深○メートル」という利用可能な深さとあわせて、「JIS/IEC保護等級8(IPX8)相当」と表記するモデルが多い。これは「日本工業規格」(JIS)ならびに「国際電気標準会議」(IEC)の定めた、対象がどの程度外的要因に影響を受けないかに関する規格で、JIS/IEC保護等級8ならば、「継続して水中で使用(潜水)しても有害な影響はない」を意味する。また、「IP68」「IP68相当」など表記されているモデルもある。このIP68は前述のIECが定めている防水防じんの規格で、継続的に水中に置かれても問題なく、また、粉じんが内部に進入しない保護が施されていることを指す。
いずれにしても、防水性能についていえば、これらの規格はあくまでも「水中で継続利用できる」ことを示すものであり、どれぐらいの水深(水圧)に耐えられるかと、どれくらいの時間水中にあっても問題ないかは、各社の検証によっている。
今回紹介する製品はいずれも水中でも継続利用できる防水性能を備えているため、水辺で遊ぶ、あるいは悪天候になりそうな状況でも使いたいというならば、防水性能の有無だけをチェックすれば問題ないと思われるが、スキューバダイビングやラフティングなど、水中に長時間持ち込む可能性がある、あるいは水中に落とししまうかもしれないレジャーへ持っていく場合には、深い水深に耐えられる、水中での継続利用時間の長いモデルを選ぶ方がいいだろう。
もうひとつ、チェックしておきたいのが耐衝撃(耐落下)性能の有無だ。この性能を備える製品の多くが2メートルあるいは1.5メートルの耐衝撃性能を備えている。カメラをレジャーに持ち出すと分かるが、カメラを落とすということはあまりなくとも、意外なほどにカメラをぶつけてしまうということはある。「耐衝撃」は基本的に垂直落下でのテストで検証されており、ぶつけるという状況への強さを保証するものではないが、カメラへ瞬間的に強い衝撃を与えてしまうという意味では類似するため、レジャーに持ち出して使うことを前提とするならば耐衝撃(耐落下)性能の有無もチェックしておきたい。
そうした観点から再度スペック一覧をチェックしてみると、「OLYMPUS Toguh TG-1」「OLYMPUS Toguh TG-820」、それに「COOLPIX AW100」「PowerShot D20」「FinePix XP150」「DMC-FT4」「DSC-TX20」「PENTAX Optio WG-2/WG-2 GPS」「EXILIM G EX-G1」の各製品はアウトドア指向の強いモデルであると言える。また逆の観点からすると、「OLYMPUS Toguh TG-620」「OLYMPUS Toguh TG-320」「COOLPIX S30」「RICOH PX」「DSC-TX300V」はガーデニングや水辺の公園など、より日常のなかで使われることを意識したモデルと言える。
なお、タフさという意味で目を引くのが、製品名に「Tough」の文字を冠するオリンパスの「OLYMPUS Tough」シリーズだ。水深12メートルでの利用にまで耐えるTG-1を用意するほか、ポケットに入れたままで座るなどカメラの圧力をかけた状態にも耐える耐荷重性能までもうたうモデルを用意しており、過酷な環境下での利用を考えるならば、有力な選択肢となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
LINE、着せかえ表示問題を謝罪 希望者に返金へ
-
2
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
3
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
-
4
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
5
法務省、「ラヴ上等」とのタイアップ中止 「当初の意図を全うすることが難しい」
-
6
中国の動画サイト「bilibili」にグローバル版アプリ 日本でも配信開始 まずはAndroidから
-
7
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
-
8
Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開
-
9
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
10
“酒を飲むと顔が赤くなる”体質は収入を左右する? 日本男性含む3000人を調査 東大などが2023年に学術誌で発表
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR