「一瞬を逃がさない」エントリーモデル ソニー「α37」(1/3 ページ)
ソニー「α37」はAマウントを採用する「α」シリーズの内、エントリーに相当するモデル。半透過型ミラーを使用した「トランスルーセントミラーテクノロジー」や「オートポートレートフレーミング」「全画素超解像ズーム」といった主要な撮影機能は上位機種「α57」に準じながら、本体のみ重量は約448グラム、撮影可能枚数は約500枚(背面液晶利用時、ファインダー利用時は約450枚)となっており、小型サイズとスタミナ性能を両立した製品だ。
軽くて持ちやすいボディ、液晶には不満有り
全体的なデザインは「α57」や「α77」に通じるが、小型化を進めたボディはより直線的なものとなっており、それら上位機に比べるとペンタミラー部が目立つ。ボディは小型化しているがグリップは十分な大きさが確保されており、ホールド性は高い。また、グリップは液晶をチルトさせて親指シャッターの状態としたときにもしっかりと握れるよう、中程にくぼみが設けられている。
操作インタフェースはエントリーモデルらしくシンプルで、上面には撮影モードダイヤルとメニューボタン、ファインダー/背面液晶切り替えボタン、露出補正ボタン、AEロックボタン、録画ボタン、全画素超解像を利用するズームボタン、電源スイッチ一体型のシャッターボタンが用意される。
画像サイズなど基本的な設定は「MENU」から、撮影設定は「Fn」から呼び出す。撮影設定についてはFnを押すと液晶画面の左右に合計14個のアイコンが並び、コントロールボタンで項目選択、電子ダイヤルでパラメータ変更を行う。コントロールボタン中央を押してからも選択が可能だ。
トランスルーセントミラーテクノロジーの搭載によって常に背面液晶でライブビューするカメラなので、ピクチャーエフェクトなどの効果もプレビュー状態から確認できる。このあたりの操作感はコンパクトデジカメ的であり、初めてレンズ交換式のカメラを手にした人でも戸惑うことなく操作できるはずだ。
背面には再生ボタンやFnボタン、十時キーとして機能するコントロールボタン、上下稼働の2.7型チルト式液晶「クリアフォト液晶」を備える。液晶はチルト式なのでハイ/ローアングル撮影時の利便性に優れるのはありがたいが、今時23万画素というのは正直いただけない。それに視野角もあまり広くないので、斜め方向からのぞき込んだ際にアイコンがかすれて見えるのもマイナスだ。
他の現行αシリーズ3モデルは液晶に約92万画素の「エクストラファイン液晶」を搭載しており、このような不満はない。エントリーといえども利用者とカメラを結ぶ重要な部分である液晶のクオリティは、シリーズ同様に保って欲しいところである。なおファインダーはα55と同様の約144万画素相当 電子ビューファインダーで、α77/65のXGA有機ELファインダー(約235万画素相当)に比べればスペック的には劣るが、ピントの山も十分に視認でき利用感は文句なしだ。
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