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» 2012年08月27日 09時52分 公開

「3本目」のレンズを選ぶ:ダブルズームキットからのステップアップ(2)――キヤノン「EOS Kiss X5」&オリンパス「E-PL3」編 (3/4)

[野村シンヤ、むらいさち(E-PL3 撮影),ITmedia]

「PEN Lite E-PL3 ダブルズームキット」におけるレンズ選択の考え方

photo 「PEN Lite E-PL3」

 「PEN Lite E-PL3」は、高画質とコンパクトさが人気の「マイクロフォーサーズ」規格に準拠しています。マイクロフォーサーズはレンズ交換式デジタルカメラ専用の規格の一つであり、特徴としてはレンズ表記の焦点距離が装着時では2倍と、望遠側が有利になる傾向にあります。

 2008年秋に第一弾の製品が発売された本規格は現在、オリンパス、パナソニックからカメラが発売されています。登場してから4年が経過しますが、他に比べると規格としては新しいため、レンズのラインアップはまだまだこれからといった印象があります。それでも現在では、オリンパス、パナソニックのほか、シグマやタムロンからもマイクロフォーサーズ規格のレンズが発売されており、今後ますます拡充していくと思われます。それでは早速、オススメの製品を紹介しましょう。

高倍率ズームは「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」をチョイス

 現在のところ高倍率ズームレンズは選択肢が少なく、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」、パナソニック「LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」の2製品に絞られます。ズームに関してはオリンパスの方が若干望遠が有利で、最短撮影距離は両方とも50センチと同じです。

photo 「E-PL3」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」

 もっとも違いのある部分としては、前者は重さが260グラムなのに対し、後者は460グラムと200グラムの差があります。これは、オリンパスはカメラ側に手ブレ補正機構が搭載されていますが、パナソニックはレンズ側に搭載されているためにその部分が大きく重量に影響していると言えます。実売価格もオリンパスは6万6000円前後、パナソニックは7万3000円前後と約7000円の差があるのも見逃せない部分です。

 ボディにE-PL3を使うならば手ブレ補正機構はふたつもいりませんし、同時に働かせると誤動作する可能性もあります。その分だけ価格も高くなるので、ここではオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」をオススメしたいと思います。このレンズとE-PL3の組み合わせなら軽いので気楽に旅に持って行けます。レンズ1本で済む高倍率ズームならではの撮影が楽しめることでしょう。また、同じメーカーの製品なので、デザインが統一されるのもポイントです。

 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6の操作部はフォーカスリングとズームリングのみで、スイッチ類は一切ナシとシンプル。全長は83ミリで、望遠側まで繰り出すと約140ミリとなります。重さは260グラムと高倍率ズームながら軽量で、手軽に持ち歩けるE-PL3にはピッタリのレンズといえましょう。ズームリング、フォーカスリングともに適度な重みがあって操作しやすい。スクリュー・ドライブ機構を採用し、AFの動作音も静かなので動画撮影にも最適です。

作例

photo 焦点距離:14mm、F4 1/500秒 ISO200 露出補正+1
photo 焦点距離:150mm、F5.6 1/160秒 ISO250 露出補正+1
photo 焦点距離:150mm、F8 1/400秒 ISO200 露出補正+0.3
photo 焦点距離:14mm、F5.6 1/125秒 ISO200 露出補正+1
photo 焦点距離:14mm、F9 1/400秒 ISO200 露出補正+0.3

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