富士フイルムブースでは日本でも発表となった「FUJIFILM XE-1」はもちろん、今回が初のお披露目となった「FUJIFILM XF-1」が展示され、来場者の関心を集めていた。
FUJIFILM XF-1は開放F値F1.8からの光学4倍ズームレンズ(35ミリ換算25〜100ミリ相当)を搭載したレンズ一体型で、撮像素子には有効1200万画素 2/3型EXR CMOSセンサーを組み合わせる。レンズ一体型のXシリーズとしては同じく光学4倍ズームレンズの「X10」が既に投入されているが、XF-1のほうがワイド端の開放F値が明るく(X10はF2.0)、X10のほうが望遠端が明るい(X10はF2.8、XF-1はF4.9)。
X10に比べ、ファインダーを省いたこともあってか非常にスリムなボディデザインが大きな特徴となっており、レンズも未使用時には一段低い位置に組み込まれるギミックが投入されている。また、軍艦部分のインタフェースも撮影モードダイヤルとシャッターボタン、Fnボタンのみとシンプルになっている。ただ、背面の「E-Fn」ボタンを押すと画面上に仮想ダイヤルが出現し、ISO感度やドライブモードなど専用キーが設けられていないパラメータも素早く変更できるようになっている。
国内発表されたばかりの「FUJIFILM XE-1」については多くの実機が用意され、実際に撮影することができた。スタイルとしてはX-Pro1に近い印象を受けるが、手にしてみるとボディのサイズはX10に近く感じた。もちろんX10に比べるとレンズが大きい分だけ撮影時には左手でレンズ鏡胴を支えることになるが、ミラーレスカメラとしては標準的とも言える重量であるため、それほどの重さが苦になる感じもなかった。
ブースでは、XE-1とあわせて投入されるXシリーズ初のズームレンズ「XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS」と組み合わせた状態で試用できた。AFスピードも快適で、市販開始に向けて順調な調整が進んでいることを伺わせた。
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