Nikon 1シリーズの最新製品「Nikon 1 J2」が発売された。既存機種である「J1」の像面位相差センサーAFとコントラストAFを組み合わせたAFシステムや、有効画素数1015万画素のニコンCXフォーマットのCMOSセンサーをそのまま受け継ぎ、デザインや使いやすさに重点を置いた製品だ。
J1との比較の前に、J2の特徴を紹介しよう。約106(幅)×61(高さ)×29.8(厚さ)ミリのコンパクトボディに、ニコン1マウントを搭載したレンズ交換式のデジタルカメラで、いわゆるミラーレス機やノンレフレックスカメラと呼ばれるカテゴリーの製品だ。
撮像素子は13.2×8.8ミリ「ニコンCXフォーマット」のCMOSセンサーで、有効画素数は1015万画素、レンズの35ミリ換算焦点距離は約2.7倍となる。このセンサーに搭載されている73点 位相差AFセンサーは、状況には左右されるものの、デジタル一眼レフの位相差AFに近い能力を発揮するNikon 1シリーズの強みとなっている。
連写速度は最高約5コマ/秒(オートモードもしくはPSAM時。電子シャッター使用の「エレクトロニック「Hi」時は最高約60コマ/秒)で、RAW+FINEの設定時でも最大約19コマまでの連続撮影を行える。JPEG/FINE/フル画素だと最大約28コマとなる(いずれも同社仕様表による)。動画撮影機能は、フルHD(1920×1080ピクセル)60i/30pに対応するほか、400fps/1200fpsのスローモーション動画の撮影も可能である。
コンパクトデジカメのような見た目とは裏腹に、俊敏なAF速度や高速連写、連続撮影に強い点がJ2の特徴であり、J1発売から変わらないスペックの高さがNikon 1のセールスポイントでもある。
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