富士フイルムが11月17日より販売開始する、FUJIFILM XシリーズとしてはX-Pro1に続くレンズ交換式第2弾となるデジタルカメラ「FUJIFILM X-E1」を写真で紹介する。
FUJIFILM X-E1は、「FUJIFILM X-Pro1」と同様にローパスフィルターレスの有効1600万画素 APS-Cサイズの「X-Trans CMOSセンサー」を搭載したレンズ交換式デジタルカメラで、その画質は「まったく同じ」だという。ファインダーはX-Pro1のEVF/OVFを任意に切り替えられる「ハイブリッドビューファインダー」ではなく、約236万画素の有機ELファインダーを搭載している。
ボディサイズは129(幅)×74.9(高さ)×38.3(奥行き)ミリとX-Pro1(139.5×81.8×42.5)に比べて小型化されており、既存FUJIFILM XシリーズのなかではX100(126.5×74.4×53.9)に近い。もっともX100はレンズ一体型なので奥行きのサイズが大きくなるものの、手にした感覚でいえば、レンズ交換式のX100という表現が一番近いだろうか。
レンズマウントはX-Pro1と同じく「Xマウント」で、キットレンズ「XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS」は35ミリ換算27〜84ミリ相当をカバーする。鏡胴部には4段分の効果を持つ手ブレ補正機構のON/OFFのほか、絞りリングを備えており1/3EVステップ(前19段)での調整が行える。
ダイヤルやボタンといった操作インタフェースはX-Pro1とほぼ同じで正面にはフォーカスモード切り替えレバーを配置し、天面にはシャッターボタン、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤル、Fnボタンを用意する。背面のボタン配置については再生ボタンが液晶左側に位置するなどの変更はあるものの、用意されているボタンの数や非常によく似ている。X-Pro1と大きく違うのはストロボの内蔵。X-E1ではポップアップ式のストロボを内蔵しており、背面のボタンを押すことでストロボが外部へ露出する。
メニュー構成もほぼX-Pro1を踏襲しており、ドライブ/AE/AFについては液晶左のボタンから素早く設定を呼び出せる。利用頻度が高い撮影設定についてはハードウェアのボタンに機能を割り当てるという思想はFUJIFILM Xシリーズの多くに共通したもので、X-Pro1のみならず、X100やX10のユーザーが手にしても迷いなく撮影できるだろう。
実写作例を含めた詳細な製品レビューは後日掲載する。
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