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» 2013年03月13日 11時40分 公開

さっと起動、すっとのぞいて、タッと撮る――進化した軽快デジカメ「FUJIFILM X20」 (3/5)

[ITmedia]

最強のスナップカメラ

 そんなわけで、X20は起動がすばやくてAFも速くて写りもよくてクラシカルでメカニカルで昭和のようにファインダーをのぞいてサクッととるのが快感な最強のスナップコンデジであるのだが、最新のデジカメであるからいろいろと最新のデジタルな機能も持っている。

 連写機能だけでも、通常の連写、ブラケット、前後撮り連写に加えて、フィルムシミュレーションブラケット、ISO感度ブラケット、ダイナミックレンジブラケットがある。

photo 連写モードは多彩。特に前後撮り連写は便利
photo Adv.モードではデジタルならでは様々な機能を楽しめる
photo Qボタンを現れるクイックメニュー。十字キーで項目を選び、電子ダイヤルで内容を選択する

 ダイナミックレンジ補正はFinePixから続く同社お得意の機能であり、ダイナミックレンジをハイライト方向に1段伸ばす(DR200%)、2段伸ばす(DR400%)という選択が可能で、これはISO感度をいったん上げてアンダーで撮ってから階調を調整するものなのだが、ハイライト部を多めに残したいときに有効だ。HDRと違って合成作業が入らないから使いやすいし。

 Adv.モードではアドバンストフィルター(いくつかのデジタルフィルター)、フォーカスをズラして連写して背景がボケた写真を作る「ぼかしコントロール」、連写+合成でノイズを減らす「連写重ね撮り」、360度まで撮れる「ぐるっとパノラマ360」が用意されている。

photo ソフトフォーカスモードで撮影したお昼寝中の猫。112mm相当 1/420秒 F2.8 ISO100 +0.7

 使い勝手もよい。

 独立した露出補正ダイヤル、実用的な光学ファインダー、マニュアルズーム、背面のプッシュ付電子ダイヤルと基本的な操作がしっかりしているし、デジタル的な機能はQボタンを押して画面上にマトリクス上に並んだ項目からあれこれ選べたり、測光モードや連写モードはダイレクトなボタンが用意されている。

photo 背面から。モニタの左に4つのボタン右にはホイール付の円形十字キーはその上にプッシュ機能付きの電子ダイヤルがある
photo 撮影モードダイヤルを回すと画面上のバーチャルダイヤルも回って解説してくれる
photo 背面モニタを情報表示専用として使うことができる
photo モニタ表示をカスタムにすると電子水準器も表示可能

 でもやはり一番の魅力は「さっと起動して」「すっとのぞいて」「タッと撮る」、小気味よいリズムでスナップを撮れる軽快感という点に尽きるかと思う。このクラスではもっとも気持ちよく撮れるカメラといっていいんじゃなかろうか。

photo フラットな上面にクラシカルなデザインとメカニカルな露出補正ダイヤルがポイント。FnキーにはデフォルトでISO感度が割り当てられている

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