ペンタックスリコーイメージングは6月13日、既存ミラーレスカメラ「PENTAX Q10」の上位モデルとして撮像素子を大型化した上位モデル「PENTAX Q7」を7月5日より販売開始すると発表した。
ボディのみ、「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」の付属するズームレンズキット、「PENTAX-06 TELEPHOTO ZOOM」も付属するダブルズームキットが用意されいずれも価格はオープン。実売想定価格はボディのみが4万円前後、ズームレンズキットが5万円前後、ダブルズームキットが7万円前後。
撮像素子を既存「PENTAX Q/Q10」の1/2.3型から1/1.7型へと大型化(有効画素数はいずれも有効1240画素)、画質の向上を図った上位モデル。高速化した画像処理エンジン「Q ENGINE」との組み合わせによって最高ISO12800の高感度撮影を行えるほか、EV0という低輝度環境下でも合焦可能と、暗所でのAF性能も向上させた。
マウントは引き続きQマウントを採用しており、既存Qマウントレンズを装着できるが、センサーサイズの大型化により、「PENTAX-02 STANDARD ZOOM」での35ミリ換算焦点距離は23〜69ミリ相当と撮影画角はQ/Q10に比べて広くなる(同レンズでのQ/Q10時の焦点距離は35ミリ換算27.5〜83ミリ相当)。なお、装着するQマウントレンズの種類によって画角変化率は異なる。
絞り優先やシャッタースピード優先など露出モードダイヤルを備えた基本的な外観のデザインはQ10を踏襲しており、本体サイズは約102(幅)×58(高さ)×33.5(奥行き)ミリ、約200グラム(電池、SDメモリカード含む)とQ10と同一。ボタン類の配置なども同一だが、本体前面に設けられている「クイックダイヤル」への割り当て可能項目には、新たにAF/MF、フォーカスアシストON/OFF、NDフィルターON/OFFが加えられており、操作性の向上が図られている。
約3段分の効果を持つボディ内手ブレ補正「SR」やフルハイビジョン動画撮影機能、広視野角タイプの3型/約46万画素背面液晶などはQ10と同一。撮影機能としては、ピント位置や被写体との距離などをカメラが自動的に判断して被写体を浮き立つように撮影する「ボケコントロール」、「銀残し」など11種類の「カスタムイメージ」、11種類(再生時のみを加えると17種類)のデジタルフィルターといった機能も引き続き搭載する。
また、同日より「PENTAX Q7」と交換レンズ「PENTAX-01 STANDARD PRIME」のカラーオーダーサービスを受注開始する。
カメラについては一般販売されるブラック/シルバー/イエローの3色に加えて、カメラボディ20色とグリップ6色の組み合わせによる117種類の合計120種類から選択可能となっており、「ボディ単体」「レンズキット」「ダブルズームキット」と3つの形態で販売される。「PENTAX-01 STANDARD PRIME」については一般販売色のシルバーを含む20色を用意する。
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