さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。六本木フジフイルムスクエアで、2015年1月30日から開催予定の第10回「名取洋之助写真賞」受賞作品写真展を紹介する。
高橋智史
カンボジアは近年、開発により居場所を強制的に奪われる人々が急増し、深刻な社会問題となっている。プノンペン市内「ボレイ・ケイラ地区」でも居場所を失った人々は2年間、劣悪な環境にさらされた生活を続けていた。2014年2月12日、立ち上がった女性リーダーを中心に、命をかけた切なる抗議を始めた。今、女性活動家たちは不正義に対し勇気をもって声をあげ、変革を求める動きを各地で起こしている。正義を信じ、闘い続ける女性活動家たちを追った作品。
中塩正樹
刻を超えて人々を結びつける、それが祭礼と作者は考えている。山あいの村や町、小さな地方都市の祭礼を中心に撮影を続けてきた。過疎と高齢化が進み、山あいの小さな村や町の地域社会が崩壊していこうとしている。それに伴い地域の共同体として行われてきた祭りも失われようとしている。誇り高き祭り人の姿を通し、祖先が残してくれた祭礼を次世代に繋いでいくことの大切さを考える作品。
名称 | 第10回「名取洋之助写真賞」受賞作品写真展 |
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開催期間 | 2015年1月30日(金)〜2015年2月5日(木) |
開館時間 | 10時〜19時(入場は18時50まで、最終日は16時まで) |
定休日 | 無休 |
入場 | 無料 |
会場 | 富士フイルムフォトサロン スペース1 |
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