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ソニーから4Kアクションカム「FDR-X1000V」登場――3月13日発売リアルな感動を動画で残す

» 2015年02月24日 15時27分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

 ヘルメットやキャップ、また自転車やサーフボードなどのスポーツギアに取り付けてさまざまな視点からの撮影を楽しめるアクションカムシリーズから、高精細な4K撮影に対応した「FDR-X1000V」をソニーが発表した。フルHD画質を向上させた「HDR-AS200V」や、アクションカムをリモート操作できるライブビューリモコン「RM-LVR2」も同時発表。3月13日から販売を開始する。

 4K動画撮影の「FDR-X1000V」(写真=左)とフルHD動画撮影の「HDR-AS200V」(写真=右)
 ライブビューリモコン「RM-LVR2」

 新しくなったライブビューリモコンRM-LVR2を使えば、手元で最大5台のアクションカムの画角確認や設定の変更ができるほか、カメラ内コンテンツを再生・削除もできるように。

 FDR-X1000Vは、MP4に加えて30fps 100Mbpsの撮影ができる「XAVC S」記録方式に対応。プロ並みの、高画質なスローモーション動画の編集が可能だ。また、4K撮影時の最大サイズは3840×2160でフレーム数と平均ビットレートは30fps時は約60Mbps、24fps時は約100Mbpsで記録できる。

 HDR-AS200Vは、現行機HDR-AS100Vの後継機種で、手ぶれ補正効果を、現行機の約3倍にまで高めたもの。ラジコンヘリなどに搭載した際に生じる小刻みな振動でも、影響を受けないようにしたという。

 両製品とも、画像処理エンジン「BIONSX(ビオンズエックス)」、1/2.3型裏面照射CMOSセンサー「Exmor R(エクスモアアール)」、超広角約170度のカールツァイス「テッサー」レンズを搭載。モアレやジャギー、偽色を抑えた画素加算のない「全画素読み出し」に対応する。さらに、風音低減機能を搭載して雑音のないクリアな音質での記録ができるようなった。

 カメラ本体にはGPSを内蔵し、位置情報を動画に記録可能。IPX4相当の防滴仕様で水しぶきがかかる状況でも使え、付属するウォータープルーフケースを装着すれば、水深5メートルまでの防水機能を得られるため、利用シーンが広がる。また、撮ったその場でハイライトシーンを自動抽出してBGM付きショートムービーを作成してシェアできる「ハイライトムービーメーカー」機能も搭載した。

 撮影後、PC用の無料編集ソフト「Action Cam Movie Creator」を使えば、GPSデータから撮影した軌跡やスピードメーターを動画に表示する「ルート・速度表示」、最大4つの動画を組み合わせて1つの動画ファイルを生成する「マルチビュー」、ハイスピード録画で記録した動画のスロー編集などが可能に。さらにアップデートすれば好みの曲を動画のBGMとしても選択できる。

 付属品はどちらも同じでバッテリーパック(NP-BX1)、Micro USBケーブル、ウォータープルーフケース(SPK-AS2)、接着式マウント、三脚アダプターなど。

 FDR-X1000Vと付属品

 FDR-X1000Vの本体サイズは24.4(幅)×88.9(奥行き)×51.7(高さ)ミリ、重量はバッテリー搭載時が約114グラム、本体のみでは約89グラム。価格はオープンで、付属品を含む本体のみの予想実売価格が5万1000円前後、ライブビューリモコンが付属したキット「FDR-X1000VR」の予想実売価格は6万500円前後。

 HDR-AS200Vの本体サイズは24.2(幅)×81.5(奥行き)×46.5(高さ)ミリで、重量はバッテリー搭載時が約93グラム、本体のみでは約68グラム。価格はオープンで、付属品を含む本体のみの予想実売価格が3万7500円前後、ライブビューリモコンキット「HDR-AS200VR」の予想実売価格は4万7000円前後(いずれも税別)。

 なお、ソニーでは2月25日から銀座・ソニーショールーム、ソニーストア大阪で、2月27日からはソニーストア名古屋で先行展示する。また、オンラインソニーストアでは先行予約販売を開始している。

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